

お知らせ・ブログ
2025-07-10 17:56:00
【開催報告】 子育てセミナー「学習のつまずきの本当の怖さをご存じですか?」
先日開催した子育てセミナーにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
なんと、セミナーでお伝えした
「保護者の“ひとこと”が子どもを変える」
という内容を、さっそく実践してくださった方がいらっしゃいました!
詳細は控えさせていただきますが、後日いただいたご報告とお写真に、心から嬉しく、感動しました。
※投稿写真はご本人の許可を得て掲載しています。
無断転載・使用はご遠慮ください。
私はこれからも、
「学習のつまずきが原因の不登校をなくす」
「生きづらさを減らす」
そんな活動をライフワークとして続けていきたいと思っています。
今後も「学習のつまずき」をテーマに、皆さんと一緒に考えていけたら嬉しいです。
【今後の予定】
■セミナー
「学習のつまずきの本当の怖さをご存じですか?」
日時:9月13日(土)14:00~15:00
終了後、座談会あり(自由参加)
▶︎申込フォーム
【アンガーマネジメント各講座(すべて8月30日開催)】
会場:旭川市市民活動交流センターCoCoDe
講師:日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメントチーフファシリテーター 岡澤史子
2025-07-01 15:55:00
つまずきは、心をむしばむ"サイレントキラー”
「サイレントキラー」という言葉をご存じですか?
もともとは病気の進行を表す言葉で、気づいたときには手遅れになっている――そんな怖さを含んでいます。
私は、この言葉を“学習のつまずき”にも当てはまると感じています。
授業がわからない
ノートを写す前に黒板が消される
テストが時間内に終わらない
先生の話についていけない
覚えたはずなのにすぐに忘れてしまう
グループ学習で孤立してしまう…
そんな日々が積み重なっていく中で、子どもたちの心は知らず知らずに傷ついていくのです。
学校生活の大半は「授業」です。
その時間が「わからない」「ついていけない」では、学校が辛い場所になって当然です。
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ちょっと想像してみてください。
もしあなたの職場が突然「英語公用語化」されたら?
「日本語は禁止。英語で企画書を出せ。結果を出せ」と言われたら?
英語が苦手な私は、きっと会社に行けなくなります。
大人は「辞める」「転職する」など行動が取れます。
でも、子どもにはその選択肢がありません。
じゃあ、子どもはどうするのか?
心を閉ざし、
自己否定し、
誰にも言えずに、静かに苦しみ続けるのです。
その“つまずき”に、もっと早く気づいてほしい。
もっと丁寧に寄り添ってほしい。
私はそう願っています。
でも、希望はあります。
ほんの少しの「気づき」と、あたたかい「かかわり」があれば、つまずきは、子どもにとって“希望のはじまり”になります。
「分かった!」「できた!」という小さな成功体験が、
子どもたちを元気にします。
📣【子育てセミナーのご案内】
🗓7月6日(日)19:00~20:00開催
🟧 「学びのつまずきの本当の怖さをご存じですか?」
📍会 場: 旭川市市民活動交流センターCoCoDe
💴参加費: 1,000円
子どもの心のSOSに、大人が気づくために。
ぜひ、保護者の方、教育に関わる皆さんに聞いていただきたい内容です。
📩お申込みはこちら 👉https://ws.formzu.net/dist/S762548820/
2025-06-26 21:07:00
🌱「つまずきの本当の怖さ」エピソード①
~小数のわり算がわからなかった理由~
【学年・状況】
中学3年生。数学と理科(特に「濃度」の単元)が苦手で、計算問題に多くのミスが見られました。
【気づいたきっかけ】
何度教えても、小数のわり算の理解があいまいで、根本的に計算の仕組みが定着していない様子でした。
「もしかして小4か小5のときに、病気か何かで長く学校を休んでいたの?」と聞くと、
「いいえ、休んだことはありません」との答え。
そこで、「もしかすると、落ち着いて授業を受けられない時期があったのかもね」と声をかけたところ、
その生徒は「ああっ…」と大きな声を上げました。
【背景にあった心の状態や出来事】
思い出したのは、小4~小5の頃のこと。
当時仲良しだった5人グループが、ある出来事をきっかけに2つに分裂。
その子は、両方のグループから誘われ、板挟み状態になりながらも、
「前のように5人で仲良くしたい」と強く願い、ひとりで悩み続けていたそうです。
その間、授業に集中できない状態が続いていたことも、今になってようやく思い出したとのことでした。
【どう対応したか】
本人の気持ちに寄り添いながら、小学4・5年の「小数のわり算」を基礎から丁寧に学び直しました。
焦らず、確認と演習を繰り返す中で、少しずつ理解が深まり、自信も回復していきました。
【その後の変化】
苦手だった計算がスムーズにできるようになり、理科の「濃度」も理解できるように。
無事に中学校を卒業し、高校・専門学校ともに第一志望に合格。
卒業後は国家資格を取得し、現在はプロとして活躍しています。
【伝えたいこと】
学力に問題がないように見える子でも、心の揺らぎや環境の変化でつまずくことはあります。
その“つまずき”を見逃し、原因に気づかないままだと、
「自分はできない」と思い込んでしまい、自信喪失 → 自己否定 → 不登校 → 自殺願望…と、
負のスパイラルに陥ってしまうことさえあるのです。
だからこそ、大人が「なぜこの子は今つまずいているのか?」に目を向けること。
そして、寄り添い、必要な学び直しの場を提供することが、子どもたちの未来を守る第一歩になると私は信じています。
このような生徒たちを支える日々の中で、当塾から高校を卒業した生徒の約半数が、国公立大学に進学しています。
📌 詳しくは → 合格実績(公式HP)
それは「つまずき」が解消され、自信を取り戻し、子どもたちが本来持っている力を発揮できた結果だと思っています。
本来、子どもたちは、つまずきさえしなければ問題なく成長できる力を持っています。
しかし現実には、ほんの小さなつまずきがきっかけで、
「落ちこぼれ」とレッテルを貼られ、自信を失い、可能性を閉ざされてしまうこともあります。
私は、それが何よりも残酷なことだと感じています。
だからこそ、つまずきを早期に発見し、丁寧に向き合い、自信を取り戻せるよう支えていくことが大人の役割だと思うのです。
📣 そんな想いから、子育てセミナーを企画しました。
『学習のつまずきの本当の怖さを知っていますか?』
🗓 7月6日(土)開催
📍 場所や申込方法などの詳細は、下記をご覧ください。
2025-06-25 18:24:00
📚 「いっしょに勉強しましょう!」に込めた想い
私は、再来年で70歳になります。
これまでの人生、山あり谷ありでしたが、どんなときも支えになったのは「考える力」でした。
その土台は、学生時代に身につけた「勉強する力」にあると感じています。
特に、難病を発症し入退院を繰り返し、ほとんど寝たきりになったときは、「もう人生終わった」と思ったこともあります。
それでも今、訪問看護を受けながら塾運営と講師を続けられていることは、何にも代えがたい幸せです。
勉強は、正直面倒だし、嫌いな人も多いと思います。
でも、「考える力」や「自分の人生を自分で選び取る力」を育むには、やっぱり勉強が必要だと思うのです。
私は「不登校」や「落ちこぼれ」といった言葉が大嫌いです。
人は誰でも、立ち止まりたくなるときがある。
休んでいい。疲れたら止まっていい。
でも、また「勉強してみたい」と思ったときに、安心して戻ってこられる場所が必要です。
だからこそ私は、
「いっしょに勉強しましょう!」と言い続けます。
そして、同じ想いで子どもたちと向き合ってくださる方。
一緒に、そんな学びの場をつくりませんか?
🔽 各種ご案内はこちらからどうぞ

